マンダリンピッキング
アボガドプランティングの次にしたファームジョブは
マンダリンピッキング。
みかん狩りです。
場所は、Matakanaという
オークランドから北に車で一時間程の町。
私達、少しづつ南下したかったのに
一気に下に下がって来てしまいました。
仕事ないよりは良いかという事で
タイミング良く見つかったこの仕事をするべく
名残惜しくPukenuiにさよならを告げ
Matakanaへ向け出発しました。
自分達の車がない場合、このIntercityのバスによくお世話になります。
後はヒッチハイクしてる人達もいました。
そして、Matakana(近くの町Warkworth)に着き
田舎過ぎたPukenuiと違いかなり都会。
ソワソワ止まらないです。
マンダリンファームは町から少し行った所にあり
ファームに隣接しているバックパッカーに宿泊。
PukenuiPukenui何度もうるさいですが
ここがもうPukenuiと違い過ぎて
カルチャーショック。
Pukenuiシック、すぐになりました。
一言で言うと
ワーホリ労働者が詰め込まれた小屋。
労働者の数に比べて共用スペースの面積全然足りてません。
40人近く泊まってるのに洗濯機一台のみ。
この日から文句しか出ない生活が始まり、
二言目にはPukenuiは、、
と言い出す始末。
そして、このバッパーはアジア人が多く
この時は日本人だけで約10人くらいいたと思います。
なので変に気を使って、
(勝手に気を使ってるだけですが)
日本語で思った事をそのまま喋れず
居心地悪さをなんだか感じていました。
幸運にもみかんを狩ってる時は
2人だけの空間で、
(2人ペアになって仕事します。)
仕事中存分にふざけ倒していました。
が、このマンダリンファーム
かなりの競争社会。
狩ったみかんの量によって時給が変わります。
稼ぎたくて来た人で
みかんを狩るのが早くて
みかんがたくさんなってる木に行けるラッキーな人なら
だいぶ稼げます。
しかし私達、Pukenuiでぬくぬくと生温く育った為
こんな競争社会で急かされて働くとか着いて行けないと
ほぼ諦めていました。
が、3日目くらいから、
頑張ったらトップピッカーなれるんちゃうか?
と思い込み
休憩もあまり取らず
会話は業務連絡のみ
黙々とみかんを狩っていました。
草木をかき分け
朝露でびしょ濡れになり
みかんの木にたくさん住んでるゴキブリまみれになり
脚立で足は青あざだらけ
みかんを狩るハサミのせいで指一本一本が毎日筋肉痛
1週間頑張りました。
右手のクールダウンをして
仕事以外は右手を極力使わないように努力しました。
プロ仕様の高いカッパですらびしょ濡れになるので
100均の可愛いカッパを着たら
みかんの枝でビリビリになり
それでも
頑張りました。
甘かったです。
どんだけ頑張っても最低数量しか取れないと分かりました。
諦めかけていたその時
マンダリンファームに労働者を派遣している会社から
キウイのパックハウスで人が足りないから
行ってくれないか?という依頼があり
嬉しい事に、Pukenuiから1時間半南下した所で
元々私達が行きたかった所!
しかし、マンダリンを1ヶ月は続けようと決意していたので
1週間で移動は勿体無いし
負けた感があったのですが
マンダリンよりもお金は稼げるという事なので
意思を簡単に曲げて
移動する事にしました。
歳をとると意思って曲げられないがち、ですが
すぐに意思、曲げました。
実はこの時、
バッパーの閉鎖空間から抜け出したくて
即決で決めた私達の仲間
近藤君
仲間入りしてました。
近藤君と共に
キウイパッキングの職場がある
Kerikeri
に向け再び北上。
Matakanaは私達のアナザースカイには
なりませんでした。